玄米、分搗き米の解説
精白米は、玄米から果皮・種皮、糊粉層と呼ばれるぬか部分を完全に取り除いたものです。
分づき米は、精米の際に玄米から胚芽やそのぬかの部分を一部残して精米したお米をのことです。
分づきには精米度合によって【三分づき】、【五分づき】、【七分づき】などがあり、
数字が大きい順に精白米に近くなります。
胚芽やヌカには食物繊維やカルシウム、鉄などのミネラル、ビタミンB1やビタミンEなどの栄養素が
豊富に含まれており、精米度合が低いほうが栄養価は高くなります。
分づき米には特有の風味があり、また若干消化にやや時間がかかるため、適量を白米と混ぜて炊い
てもよいでしょう。分づき米が初めての方や、健康に気を使っていらっしゃる方で「玄米食」が
苦手な方は、白米と見た目や食感も近い「七分づき米」から試してみることをおすすめします。
一分づき米
玄米とほぼいっしょ。
玄米の表皮に少しキズをつけて、水の吸収を良くして、炊きやすくしたものです。
三分づき米
玄米の表皮を3割を目安に削ることでぬか層がほぼ残り、胚芽(はいが)の栄養はそのまま玄米の
香りが楽しめます。玄米よりは軟らかく食べやすくなっています。こちらも消化吸収が悪いので、
よく噛んでお召し上がり下さい。水加減を多少増やすともっちり炊き上がります。
三分づきは、まだ玄米に近く茶色が目立ちます。よく噛んでお召し上がりください。
五分づき米(半づき米) ★やせたい人には効果的!
玄米のヌカ層を半分取り除いたお米のことで、胚芽もヌカも50%以上残っています。胚芽の栄養は、
ほぼそのまま白米と玄米のちょうど中間なので、玄米ごはんの香りとごはんの甘みが楽しめます。
栄養素を白米と比較すると、ビタミンEは2倍以上、ビタミンB1は4倍以上、繊維質も約2倍含
まれています。玄米より消化吸収が良く、食べやすくなります。ただし、食味は白米より劣ります。
※浸水時間は最低2時間以上、炊飯時の水量は白米の2割増しで炊いて下さい。
七分づき米 ★分づき米初心者に最適!
玄米の糠層(果皮、種皮から糊粉層までの層)と胚芽の部分を7割程度剥離した精米のことでお米
に白さがあり、胚芽の栄養が一部残っています。7分づき米は、通常の炊飯と同じ方法で炊くこと
ができるので、初めての人でも食べやすく(一番人気)、白米とほとんど変わりないのでおすすめです。
やはり、白米に比べるとやや硬さが残りますので、好みに応じて搗き加減を変えると良いでしょう。
2時間は浸した方が無難です。白米より味わいがあって好きと言う方が多いです。
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