お正月の餅つきの由来

お正月にお餅を食べることは、風習としてあたりまえになっています。
けれどなぜお餅をついたり食べるようになったのでしょうか?
今回は、正月に餅つきをする意味と由来について紹介していきたいと
思います!また、昔と今では餅つきがどのように変わったかもあわせ
てお話しします。

正月に餅をつくのは、ついたお餅お供え物として捧げるためです。
つまり、鏡餅をつくるために餅をつくのです。
通説は上記の宗教的理由です。正月に家事の楽をするため、保存食に
なる餅を作るという説もあります。

正月に鏡餅を作るため餅をつくわけですが、これは神道に由来します。
神道の神である年神をまつるため、正月に色々な準備を行います。
鏡餅がそうですし、門松や注連飾りもそうです。鏡餅は年神の供え物
として納められるのです。
ちなみに門松や注連飾りは年神の依り代としての働きがあります。
いにしえより年神は穀物の神で、農業の神でもあります。年神に豊作
を願うことが正月の中心行事となった経緯があります。
そうしたなか、平安期に大陸から伝わった餅を祭事に使うようになり
ました。このようにして正月に餅つきをし、鏡餅を供える慣わしが
現代に残ったのです。

昔から餅は臼と杵で作ってきました。当然ながらすべて手作業手作り
です。臼と杵にたっぷりと水分を含ませます。こうすることで、木片が
餅の中に入り込むことを防ぎます。もち米は8時間ほど水に浸して、
ざるで水を切ります。水を切ったもち米を蒸し、蒸しあがったらその
まま臼にあけて打つのです。
つきあがった餅の形を切り分け成形すればできあがりです。
臼と杵での餅つきは手間がかかります。家族総出での大仕事ですね。
現代の主流は、機械を使って餅をつきます。
古き風習を大切にして、臼と杵をつかって餅つきをすることもあります。
しかし素人が杵で餅をつくより機械の方がしっかりつけるので、機械の
使用が重宝されています。

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