冬の精米、桂農産の工夫
冬の精米、桂農産の工夫

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昨日、水戸の気象台で初霜、初氷を観測した発表がありました。
那珂川流域の城里町は、水戸より北部になりますので、初霜は10日前くらいに観測していましたが
今年一番の冷え込みとなりました。
北海道では記録的な大雪となるなど、いよいよ、本格的な冬シーズンですね。

気温が下がってくると、精米機で白米にするときに気を付けるポイントがあります。
秋シーズンから同じにお米を精米してしまうと白度が落ちます。
白度が落ちる原因は、お米が秋よりも乾いてきていることと、原料の表面が秋よりも
若干ではあるのですが固くなっているのが一つの要因だと思われます。
もう一つが、気温が下がったことで機械の精米時の摩擦力が落ちることにあります。
精米はお米の表面にあるぬか層をこすり削るような感じで行われます。
そのため摩擦が弱かったり、一定でないと白米の白度が落ちてしまいます。
これを避けるため、桂農産では精米機を冬のシーズンはあらかじめ手動運転で
15分から~30分ほど暖機運転させます。
それによって、最初に精米したお米と最後に精米したお米の白度の違いをなくしています。

また、コシヒカリやあきたこまちなどの胚芽部分が気温が低くなると
取れにくくなる傾向があるので、粒量を減らして精米したり
季節にとらわれない精米を心がけております。

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